在宅療養者や独居高齢者の情報を共有し、救急・災害時の連携を図ります
令和7(2025)年3月17日発表のプレスリリースです。
大府市は、内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金を活用し、株式会社インターネットイニシアティブと共同提案で、「おぶちゃん連絡帳※1(電子@連絡帳)を活用した救急・災害連携システムの運用」を開始します。
救急連携では、高齢者支援の部署で管理している独居高齢者台帳の情報を、おぶちゃん連絡帳を介して救急隊と連携します。「かかりつけ医の連絡先情報」や「事前指示書※2」、「緊急連絡先」などの情報を救急隊員と共有することで、搬送活動の迅速化と市民の安心な暮らしを支援します。
災害発生時は、おぶちゃん連絡帳で支援されている在宅療養者の位置情報などを医療介護関係者間で連携し、要支援者の安否確認に取り組みます。
なお、「かかりつけ医の連絡先情報」と「事前指示書」の救急連携は愛知県初の取り組みです。
※1 市内在宅療養者を支援するため、医療・介護などの在宅療養に関わる情報を専門職間でネットワークを構築し、連携を図る情報共有のためのツールのこと。
※2 患者が人生の最終段階における医療やケアについて本人が予め考え、家族やかかりつけ医を初めとした医療介護の専門職などと話し合った内容をもとに、かかりつけ医が作成・管理するもの。
おぶちゃん連絡帳を活用した救急・災害連携システムの概要
- 現状・課題
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次の通りです。
◎救急連携システム
- 救急隊が高齢者宅などに現着した際、情報収集に時間がかかり、搬送先の選定が遅れることがありました。
- 市では、独居高齢者の情報を紙書類で管理しているため、掲載された内容を救急隊員にデータ連携することができませんでした。
- ACP※3情報について、家族や医療介護専門職と共有し、かかりつけ医が事前指示書を作成していても、救急隊員に連携できる手段がありませんでした。
※3 将来の医療やケアについて、本人やその家族、医療・介護チームが話し合うこと
◎災害連携システム
- 災害発生時、医療介護専門職間で安否確認やその結果の情報共有をできるツールがありませんでした。
- 対象
- 救急連携:独居高齢者およびおぶちゃん連絡帳で支援されている在宅療養者
災害連携:おぶちゃん連絡帳で支援されている在宅療養者 - 期間
- 救急連携:令和7年2月17日(月曜)から試験運用開始
災害連携:令和7年2月20日(木曜)から医療介護関係者向けに研修会などを開催 - 内容
- 医療介護専門職と行政が蓄積している在宅療養者や独居高齢者の情報を「おぶちゃん連絡帳」を介して多職種間で共有し、救急・災害時の緊急支援に取り組む。
- 事業費
- 9,386,000円
プレスリリースに掲載された内容およびお問い合わせ先は発表現在のものです。その後、予告なしに変更される場合がありますのでご了承ください。
このページに関するお問い合わせ
福祉部 高齢障がい支援課
高齢福祉係 電話:0562-45-6289
障がい福祉係 電話:0562-85-3558
ファクス:0562-47-3150
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