コラム119 6月号
6月号の「コラム119」では、熱中症の原因と対策について紹介します。
はじめに
6月は梅雨に入り雨も多くなかなか安定しない天気が続きます。
新型コロナウイルスの感染拡大に加え、体調には特に気を付けたい時期です。
今回のコラム119では梅雨の時期から熱中症対策について紹介します。
熱中症になる原因
今の時期は、湿度が高いため汗が蒸発しにくく身体に熱がこもりやすくなっています。
原因と対策方法を理解して、少しでもリスクを減らすことが大切です。
熱中症を引き起こす原因には、「環境」によるものと「体」によるものがあります。
環境の原因には、気温や湿度が高い、風が弱い、日差しが強いなどがあります。
激しい運動などにより体内でたくさん熱が産生された暑さに体が慣れていないことや寝不足、体調がよくないなどがあります。
高齢者や乳幼児、運動習慣がない人、太っている人が特に熱中症になりやすいと言われています。
熱中症なってしまったら
熱中症は室内だから安心ということではありません。
熱中症の症状がみられた場合、まずは涼しい場所で安静にし、水分と塩分を補給しましょう。
めまいや脱力感、倦怠感などの熱中症を疑う症状がみられた場合は、すぐにエアコンの効いた室内や風通しの良い日影などに移動しましょう。
腰にベルトをしている場合や帽子を被っている場合には、脱がせるなどの行動も大切です。氷や氷嚢で体を冷やす場合には、首筋や脇の下、足の付け根など動脈が通っている部分を重点的に冷やすことが効果的です。
熱中症になったら食事から栄養を摂り体力を回復することも重要です。エネルギー源となる炭水化物を摂取することは大切ですが、分解や吸収に欠かせないビタミンB1を摂ることも大切です。
また、ビタミンB群など食事からの摂取が難しければ栄養ドリンクなどから補給しても良いでしょう。
最後に
暑さに負けない体を作るには、十分な睡眠、適度な運動、バランスのとれた食事を行うことが大切です。
誰もがなる可能性があるからこそ知識を身につけ予防していきましょう。
これから暑い日が続く前にしっかり熱中症対策をとり元気に梅雨を乗り切りましょう。
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