大府音頭
大府音頭の歴史
大府音頭は、敗戦に打ちひしがれていた時代に、新しい価値観や創造力、心のやすらぎを求めようと、昭和23年に発足した大府町連合婦人会と青年団(のちの大府ばやし・小唄保存会)が中心となって制作することになりました。歌詞は公募され、桃山の桜や吉田の大根など大府の名所や名品が盛り込まれた梅村清さんの作品を採用しました。曲は作曲家の小股久さんに依頼し、のどかなで情緒ある曲に仕上がり、翌年の昭和24年に、大府公民館のこけら落としで披露されました。
毎年、夏まつりなどで踊られていましたが、昭和51年に新たに「大府ばやし」「大府小唄」が発表されると、東海道線を走る汽車の汽笛や大根を満載した貨物列車が駅を出発するなど、大府の古い時代の情景が盛り込まれた「大府音頭」は忘れ去られていきました。
平成12年の市制30周年を記念して、古い時代の大府のよさを後世に残したいと、大府ばやし・小唄保存会の協力得て復活しました。新しい「大府音頭」は、踊りのテンポを速くし、振り付けも自然な動きにアレンジされ、今でも夏まつりの定番曲の一つとして踊られています。
歌詞
作詞/梅村清 作曲/小股久 編曲/川崎瀧雄 唄/川崎千恵子
- 住めば都よ 東海道の 上り下りの 汽笛の音に
明ける大府は 知多の大府は 住みよい居よい
アーソレソレ
ほんにネ ほんに住みよい
トコセ 暮らしよい - もとは桃山いま桜山 昔偲んで高台(たかみ)に立てば
木の間(このま)がくれに はるか南の 衣ヶ浦を
アーソレソレ
船がネ 船がゆくゆく
トコセ 滑るよに - さすが名どころ 長草南瓜 梅雨も来ぬのに もう実をつけて
夢を追うよに 咲いた黄色の 花から花へ
アーソレソレ
虫がネ 虫が群れとぶ
トコセ 朝の畑 - たすきなければ あの娘の胸に 燃えているよな しごきを借りて
やぐら太鼓に たたく太鼓に 手拍子合わせ
アーソレソレ
踊りやネ 踊りや月さえ
トコセ 顔を出す - 素地は羽二重味さえ吉田 畑の赤土 落とさず取らず
葉付大根が 今日も大根が 七貨車 十貨車
アーソレソレ
西ヘネ 西へ東へ
トコセ 汽車で嫁(ゆ)ぐ
動画を見て大府音頭を踊ろう!
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