厚生文教委員情報交換会(大府市社会福祉協議会) 令和6年8月8日
令和6年度の厚生文教委員会では、「高齢者の外出機会の創出について」をテーマに、健康な生活を続けるためには、外出も大切な要素と考え、日頃から高齢者との接点の多い大府市社会福祉協議会と情報交換会を行いました。また、情報交換会を経て、同日、意見交換会を行いました。
高齢者の外出機会の創出について
現状と課題について
事前に幾つか質問事項を投げ掛けさせていただきました。
質問1:高齢者が外に出たいと思える動機として、どういうことが考えられますか。
回答:一般的に趣味の活動、地域活動、健康活動、買物、通院などが挙げられます。
その動機として、余暇活動の有効活用、家族の勧め、知人友人の誘い、仲間づくり、健康の維持向上、暮らしている地域の環境、地域のしがらみ、定年退職や子どもの独立からの社会的役割の再確保、経済的に余裕があるなど、様々な理由が挙げられます。
質問2:ふれあいサロン、全世代型サロン、老人クラブ、児童老人福祉センター(神田・共和西)の参加者の増加に向けて、どのような取組を行っていますか。
回答:高齢者への参加促進では、関係者による勧誘、周知チラシの自治区回覧、行政・関係機関・団体からの紹介、民生児童委員、地域づくりコーディネーターによるコーディネートなど、幅広くアプローチを行っています。
質問3:外出の機会が多い又はない高齢者には、それぞれどのような特徴があると考えていますか。
回答:外出の機会が多い高齢者は、一般的に社交的、文化的、健康的、地域につながりがある、知人友人が多いなどの特徴があると考えられます。
外出の機会が少ない高齢者は、一般的に社交的でない、趣味がない、病気がある、地域につながりがない、親族が近隣に住んでいない、知人友人が少ないなどがあると考えられます。
質問4:今後どういったデイサービスセンターが求められると思いますか。
回答:全国的に多様なサービスを提供するデイサービスセンターが増えています。
細かな高齢者のニーズに対しては、どの地域、どの利用者にも全てに効果的に対応しているわけではありません。市内に多種多様なセンターが、数多くあることがよいのかもしれません。
今後は、デイサービスセンターでスマホやパソコン教室を行い、インターネットや宅配・ネットスーパーの利用を促進し、日常生活に活用できるようにすることや、eスポーツを活用すると介護予防や認知症予防に効果があるのではないでしょうか。
大府市への反映・所感
- 多様な生活様式により、高齢者も多様化している。様々な施策が必要となっている。
- 外出する際には、地域とのつながりが重要であり、変化点として定年退職がある。地域社会とのつながりを持てるよう、その年代にできるだけ早い段階でアプローチすべきと思う。
- 外出する際に使用する移動手段の確保は重要であると思う。
- 相手が声を掛けたときに「参加してみよう」と思えるような人間関係を構築するためには時間を掛けて粘り強く丁寧に声掛けする必要がある。
貴重な御時間をいただいた大府市社会福祉協議会の皆様には、深く感謝を申し上げる。今後も他の事例を参考としつつ、調査研究活動を進めていく。
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