2024年8月号(Vol.1)

このページの情報をツイッターでツイートできます
このページの情報をフェイスブックでシェアできます
このページの情報をラインでシェアできます

ページ番号1031861  更新日 2024年7月26日

印刷大きな文字で印刷

こんにちは、市長です

岡村市長が市内企業を訪問し、社長と対談します

 地域の経済と雇用を支え、私たちの生活に欠かせない工業製品を生み出している製造業界。製品の裏には、工夫を凝らし、知恵を絞ったオンリーワンの技術と、そこで働く皆さんの熱意が隠れています。

 大府市内には、高い技術を持ち、より良いものへの探求を続ける企業が数多くあります。地域と関わり、半世紀以上にわたり活躍を続ける5つの個性豊かな企業を岡村市長が訪問し、人材育成・女性活躍・脱炭素の取り組みなど、さまざまなお話を伺ってきました。2024年前期に訪問した5つの企業をご紹介します。

大和機工株式会社

徹底した現場主義で社員を育てる

  • 創業1954年(梶田町)
  • 建設機械・産業機械の総合技術商社
  • DAIWA防災学習センター・DAIWA北山小歩道橋のネーミングライツパートナー

 「重機リースをはじめ、太陽光パネル・空調設備・機械設備・無停電電源装置の整備や販売など、お客さまのニーズに応える約25の部署を展開しています」と話す代表取締役社長の小森谷尚久さん。幅広い事業の魅力を語っていただきました。
 同社では、社内教育にも力を入れ、クレーンやフォークリフトなど、従業員全体で約1400にも上る免許や資格を取得しているとのこと。年3種、3年で約10種の資格の取得を目指します。若手社員には、10年後、20年後の将来の姿をイメージする機会を設け、未来を見据えた成長を促し、社員と共に成長を続ける企業です。

  • 写真
  • 写真

株式会社三恵シーアンドシー

会社の健康は、社員の心身の健康から

  • 創業1967年(横根町)
  • 治具・専用機の老舗メーカー
  • 健康経営優良法人2024(ブライト500)認定

  自動車の加工や組み立てのラインで用いられる治具(※1)・専用機(※2)の老舗メーカーとして、高い技術を誇る同社。取引先主催の技能大会で、数々の賞を受賞しています。代表取締役社長の成戸繁之さんは「これからも生産性を上げつつ、オンリーワンの技術・技能にさらに磨きをかけて、差別化を図っていく」と力強く話しました。
 市主催の健康プログラムへの参加や健康講座の開催など、社員の心と体を健康に保つ「健康経営」に力を入れている同社。「女性活躍のロールモデルを作りたい」と、今後の社会を先取りした経営も進めています。

※1 治具 部品や工具の作業位置の指示・誘導に用いる器具
※2 専用機 特定の目的や用途に特化した機械

  • 写真
  • 写真

東海興業精機株式会社

女性が輝く社会を創造する

  • 創業1958年(月見町)
  • タイヤ製造機械装置の設計・製作が主な事業。
  • 2022年度愛知県中小企業女性活躍推進モデル事業の事例企業に選定

 2024年度「あいち女性の活躍プロモーションリーダー」に就任した代表取締役社長の西田仁美さん。「女性が働きがいを感じ、こどもに輝く母親と思ってもらえるような環境をつくりたい」と、就業規則の改定や会社の雰囲気づくりに取り組んできました。将来は、ロボットやIOT(※3)の導入など、女性がどんな職種でも働きやすい企業を目指します。
 SNSを駆使し、西田社長と女性社員が中心となって配信するなど、会社の魅力を積極的に発信。SNSを見て採用に応募した方もいるそうで、女性が活躍する会社の活気を感じました。

※3 モノとインターネットをつなぐ技術

  • 写真
  • 写真

株式会社大和電化工業所

人と、地域と、未来へ。

  • 創業1962年(桃山町)
  • 大手自動車部品のメッキ・樹脂成形加工が主な事業
  • 自動車メーカーのエンブレムの加工も行う

  「社員の協力のもと、地域の皆さまのご理解のもと、会社を継続することができました」と、社員と地域の両方に謝意を込める代表取締役社長の杉江栄美さん。社名の由来の「『大きな和』社員が和やかに、一丸となってより良い製品づくりを」を体現するダイバーシティの先進企業で、検査業務を中心に多くの女性が活躍し、外国人実習生への指示書の多言語表記や生活のサポートなどに取り組んでいます。
 脱炭素経営にも積極的で、顧客仕入先全体で2019年比20%減という当初の目標を達成し、30%の削減という新たな高みを目指しています。

  • 写真
  • 写真

株式会社竜製作所

誰も見たことのない、その先へ。

  • 創業1953年(北崎町)
  • 業界トップクラスの売上規模を誇る、オーダーメード専用機の老舗メーカー

 「人と同じことをやっていては、見たことのない場所にたどり着くことはできない。先陣を切って新しい分野に挑戦し、可能性を開拓したい」と話す代表取締役社長の石田恭一郎さん。
 専用機の製作を行う同社は、自動車・半導体・住宅機器・食品・航空機など、多様な分野向けに事業を広げ、フロン不使用の空調機の製品化にも取り組んでいます。
 さらに、シリコンバレーのAI・ロボティクスのスタートアップに積極的に投資し、アジアにおける製造販売の担い手となることを目指すなど、世界を見据えた未知への挑戦に向けて突き進んでいます。

  • 写真
  • 写真

このページに関するお問い合わせ

産業振興部 商工業ウェルネスバレー推進課
電話:0562-45-6227
ファクス:0562-47-7320
産業振興部 商工業ウェルネスバレー推進課へのお問い合わせは専用フォームをご利用ください。